宮  
                    試 
                    
                    ロジャースのヴィンテージ・ウッド・スネアの代表格と言えば、 
                    大まかに10テンションのダイナソニック、8テンションのパワートーン、6テンションのルクソールがあります。 
                    シェル・スペックはすべてオール・メイプルのプライ・ウッドで、 
                    パワートーンとルクソールのシェル・スペックは共通と言われていますね。 
                     
                    本器、タワー・モデルのスネアは、パワートーンと同じ8テンションで、 
                    ストレイナー・スイッチ関係がルクソールと同じパーツが装着されているというもの。 
                    ある意味、メジャーなパワートーンよりもレアな存在と言えるかもしれないですね。 
                     
                    おそらくメイプル5プライ+レインフォースメント・シェルだと思いますが、これが激鳴り! 
                    ラグはもちろん、特にスティール・フープの高い完成度からくる、 
                    これぞロジャース!と言えるタイトでファットな音色が心地良いです。 
                     
                    ファンクやロック、歌ものでも、抜群の味と存在感を発揮してくれると思います。 
                    シンプルなSta-titeストレイナーもさすがのロジャースで、抜群の操作性で問題などまったくありません。 
                     
                    バット側も含めて軽量なので、むしろサウンド的には良いのではないでしょうか。 
                    とにかくこの“ぶっとい鳴り”、素晴らしいです! 
                     
                     
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