Gretsch '59 Floor Show Moldel #4153 Sky Blue Pearl 14X6.5

Ludwig Early'60s "Super-beat" Blue Oyster Peaarl Kit
Pre-serial Brass Hoops & Factory Matched!



   
   

小宮試奏レポート

近年、特に海外のヴィンテージ・ドラム・ショップの
ウェブサイトなどで見かけることが多い“スーパービート”と呼ばれるドラム・セット。
まず名前がカッコいいですよね。

ラディックの代表的なセット構成である“ダウンビート”と“スーパークラシック”の
“いいとこ取り”=ダウンビートからは20"×14"BDを、
スーパークラシックからは13"×9"TT、
16"×16"FTをチョイスした秀逸な構成です。

アタック感と低域の絶妙なブレンドが心地良い20"BDに、
ラディックらしい太さが強く前面に出せる13"TTと16"FTを組み合わせた
このサイズ感はやはり素晴らしいですね。

そして本器、60年代初期のスーパービートは、その特長をさらにパワーアップさせたようで、
個人的に、もはや完璧と言えます。
バス・ドラムは、この時期だけのスペック、
インナー・プライがマホガニーではなくナチュラル・フィニッシュのメイプルのため、
音の明瞭さ、太さが確実に増えている印象で、
最高のラディック・バス・ドラム・サウンドとなっています!

タムとフロア・タムは、もちろん1stジェネレーションのブラス・フープ装着で、
よりファットで、超マイルドな響きが最高です。

さらに!マニア垂涎の赤フェルトのインナー・ミュートがトップ/ボトムの両側に装着という特別仕様で、
サウンド・メイクが多彩なんです。
ブルーオイスターのカバリングも驚異的に美しく、
ハードウェアも併せて新品のような輝きを放っていますね。
ハイ・チューニングからロー・チューニングまで、その個性を十二分に発揮してくれますが、
適当にチューニングしても、どうやっても良い音がしちゃうのが凄いです。
まさに“大当たり”の特別なセットですね!