宮
試
名器、1970年代のブラック・ビューティーは、
わずか数年の製造期間にも関わらず、スネア自体の重量が少々異なっているようです。
本器はシリアル番号が193xxxxという、70年代ブラック・ビューティーの中では割と後期の部類に入りますが、
その重量は若干ヘヴィです。
それによってのガツン!とくるパワー感の強さを感じますね。
でもその中で「いかにもラディックらしいヌケがありながらも、その響きは太く、塊感が強い。
高倍音を抑え、美味しいところにフォーカスされた音色」は、これでもかいうほど主張してきます。
個人的には一打一打入魂のスタイルの中でも、ルーディメンタルな小技をきかせたいときなどに最強なのではないかと。
素晴らしい鳴りですよ。
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