Ludwig '62 Oyste Blue Peal 14X5.5

Ludwig '70s Black Beauty Supraphonic No.416 ②


     
       
       

小宮試奏レポート

ヴィンテージ・ラディック・フリークにとっては、音楽のジャンルを問わず、ライヴでも、レコーディングでも、
常に“ファースト・コール”のスネアである70年代のブラック・ビューティー。

その中でも“スタンダード”と呼べるのがこの深さ5"のスープラフォニック416です。
本器はシリアル番号が17xxxxxという、ブラック・ビューティーの製造も若干落ち着いてきた時期のようで、
重量的にもスタンダードと言えるでしょう。

この個体は特にチューニングによってのマジックというか、
調整の具合によっても敏感に表情を変えてくれる“良い楽器”だけが持つ特色を強く感じました。
もちろんチューニングが難しいというわけではありません。
常に「いかにもラディックらしいヌケがありながらも、その響きは太く、塊感が強い。
高倍音を抑え、美味しいところにフォーカスされた音色」は健在です。
使い倒してみたい名器ですね。