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ヴィンテージ・ラディックを代表するドラム・キットが、この“スーパー・クラシック”で、
22"×14" Bass Drum、13"×9" Tom Tom、16"×16"
Floor Tomの3点セットを指します。
リンゴ・スターはもちろん、カレン・カーペンター、サンタナ・バンドでのマイケル・シュリーヴなどなど、
当時のロック・ドラマーはみんなこのセットを愛用して素晴らしい音楽を作っていたんです。
そしてもちろん、今の音楽で使ってもバッチリというか、このナチュラルに太く温かいサウンドは、
最新の音楽にこそ使うべきだと思っています。
本器はこのスーパー・クラシックの3点セットとして出荷された“ファクトリーマッチ”のドラム・キットです。
ピンク・シャンペン・スパークルのラップ(カバリング)はもちろんオリジナルで、シェルとの密着度も完璧だと思います。
シェルは、通常はマホガニー/ポプラ/マホガニー3プライ+メイプル・レインフォースメントですが、
これはもしかしたらマホガニー/ポプラ/メイプル3プライ+メイプル・レインフォースメントかもしれません。
つまりインナー・プライがメイプルなのではないかと。
特にハイ・ピッチにチューニングしたときのハイのヌケ感がそう感じさせてくれました。
ちょっとグレッチのプログレッシヴ・ジャズ・キットにも通じる気持ち良さがあるんです。
実際に1967年くらいからは、(インナーが)白いレザコート(Resa-Coat)が施されていても、
インナー・プライがメイプルな個体も存在していて、
実際に私が愛用している1967年製のスーパー・クラシックがそうなのですが、
インナー・プライがマホガニーのものに比べて、鳴りがストレートで明るい感じが強くなります。
1966年製でそれがあるのかは謎ですが、そうだったら、なかなかにレアなセットですね。
エッジの確認はできなかったのですが、レザ・コートされた木目を見る限りではメイプルのようです。
どちらにせよ、サウンドに一段パンチが増しているのは確かです。いい音で鳴ってくれますよ。
非常にレンジの広いキットで、大音量のロックから生音重視のジャズまで完全対応できるポテンシャルを持っています。
コンディションも抜群で、一般的なスーパー・クラシックよりも音量が豊かなのも特長ですね。素晴らしい!
さらに同じピンク・シャンペン・スパークルの12"×8" Tom Tomが付属するという超万能キットな状態です。
スティーヴ・ジョーダンが映像作品『the groove is here』の中で叩いているラディックのピンク・シャンペン・スパークルのキットは、22"×14"
BD、12"×8" TT、16"×16" FTですので、それが再現できます!
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