“1970年代の402こそが、ラディックのメタル・スネア・サウンドの真髄である”
と思っている人もきっと多いと思います。
個人的に私もその一人……かもしれません。
スープラフォニックが、その製造年によって仕様(とサウンド)が異なることについては、
ここでは詳しく書きませんが、1976年製の本器は、そのスペックが完全に落ち着いた頃のものだと思います。
つまりドラム・シェルとして完成の域に達したアルミ系アロイ・シェルが、
1.6mmのプレス・フープと合わさって、抜群のヌケと、素晴らしく音楽的な倍音を演出してくれます。
太さをキープしながら、気持ち良〜く広がってくれるんですね。
もちろんそれはチューニングにもよるんですが、
例えばボンゾのようにスナッピーを42本にしたりするには最高だと思います。
で、間違いなく本器は、“当たり”の402でしょう。
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