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試
1970年4月2日製造のスープラフォニック400です。
70年代の証であるブルー/オリーヴのバッヂが装着されていますが、
シリアル番号が刻印される下の部分をカットした、所謂“カット・バッヂ”となっています。
このカット・バッヂの理由は、
キーストン・バッヂが入る寸法でシェルに開けられたホールにブルー/オリーヴ・バッヂをつけるにはサイズが合わないため、
下部をカットしたということです。
つまりシェル自体はキーストン・バッヂの頃に製造されたわけです。
シェルにはデイト・スタンプだけで、BRのスタンプやBの刻印もないことから、
当初はラディアロイだということでしたが、
試奏したサウンドを聴く限り、これはブラス・シェルではないか?という結論となりました。
個人的な体感では、間違いなくブラス・シェルだと思います。
どうやってこのシェルが生まれたのかは謎ですが、
“薄いブラス・シェル”と“薄いスティール・フープ”のマッチングがとにかく素晴らしく、輝くように、弾けるように鳴ってくれます。
とても明るくて、反応もすこぶる速い。これは欲しいですね!
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