宮
試
イスタンブールKジルジャン、ニュー・スタンプ期(1967年から1977年の製造)の16"ハイハットとなっていますが、
1,623グラムと1,762グラムというウェイトなので、これはオーケストラ用の“合わせシンバル”として作られたものだと思います。
試しに1枚ずつスタンドにセットしてライドとして使用してみたものの、
どちらかといえば、ハイハットの方が適していると感じました。
ハイハットとしての場合、2拍4拍のフット・クローズでは、普段よりもしっかりと踏み込む必要がありますが、
スティックで表現するクローズ・ショット、オープン・ショットなどは実に素晴らしいジューシーな音色。
素材の素晴らしさが光ますね。
また大口径でも、そこまでピッチが下がらないので、コントロール次第では面白い使い方ができそうです。
いずれにせよ、存在感は抜群。
レコーディングでのバリエーションとしても最高だと思います。
1,762グラムの方が、僅かにキーホールとなっていますが、
ハイハットのボトムとしてはまったく問題ないでしょう。
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