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試
オーケストラ〜スウィング・ジャズ黄金期を彩った貴重な楽器、
当時のグレッチのウッド・シェル・スネアのフラッグシップですね。
シェルはメイプル+ガムの3プライで、さらにメイプルのレインフォースメントがつく仕様は超希少。
さらに内面が無塗装のメイプルでもなく、
のちのシルバーインテリアでもなく、茶色に塗装されているオリジナル・シェルは、
資料本などでしか見たことがないですね。
標準装備のロケット・ラグに割れはなし、
ブラス製のスティック・チョッパー・フープもチューニング・ボルト部分の下落ちがないという極上の状態。
スナッピーもオリジナルの12本で、このスネアには“これしかない”という完璧なマッチングを見せ、
ルーズなのに繊細という他にはない音色を演出してくれます。
ロー・ピッチでのやわらかさ、ミディアム・ピッチでの太さ、
ハイ・ピッチでのヌケ、どれもが圧倒的だと思います。
現代のジャズで使ってもバッチリだし、歌ものにも最高でしょう。
なにより、叩いていると手に伝わってくる絶妙にやわらかい感触が最高に気持ちいいです。
素晴らしい、歴史的名器ですね。
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